このような悩みを解決します。
当サイトの記事は、未だに繋がりがある複数の現役PT/OT/STの声をもとに執筆しています。
現場の声が聴きたい方や、リハビリ職の最前線が知りたい方におすすめです。
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「言語聴覚士をやめてよかった」「言語聴覚士はやめておいたほうがいい」なんて言われると、目指している方は不安になりますよね。
すでに言語聴覚士として働いている方においても、「言語聴覚士 やめてよかった」なんて検索ワードがでてくると、自分も辞めたほうがいいのか不安になっても無理ないです。
結論からいうと、言語聴覚士をやめてよかったというのは、職種というより職場の問題ですね。
つまり、言語聴覚士そのものがダメなわけではないので、誤解はしないようにしてください。
本記事では、言語聴覚士をやめてよかったと言われる理由と、言語聴覚士の現実を紹介していきます。
言語聴覚士をやめてよかった…退職理由は大きく7つ
言語聴覚士をやめてよかった…と思う人がいるのは、下記のような理由があるためです。
「言語聴覚士という職種」ではなく、職場の問題であるように思えます。
- 給料が安い
- 業務量が多い
- ST科が見下されがち
- 患者の相手が苦痛
- サービス残業が当たり前
- 無意味なミーティング
- 責任を押し付けられる
詳細は、言語聴覚士に後悔する7つの理由|対処法とST以外の選択肢は?でまとめているので、より詳しく知りたい方はご覧ください。
なぜか医師や看護師から見下されやすいのが、言語聴覚士です。
社会的意義と責任は大きいのに、給料が釣り合っていないことに違和感を覚えます。
正直に言えば、言語聴覚士を軽く見るような職場で働く意義はありませんので、すぐに退職(転職)して正解です。
言語聴覚士をやめてよかった人の共通点
言語聴覚士をやめてよかったといっている人には共通点があります。
それは、職場環境に問題があるということです。
言語聴覚士という職種がダメなのではなく、就職先の「職場環境」が悪いというわけですね。
具体的には、
- 昇給が全くない(給料が増えない)
- 休みがとれない
- サービス残業が多い
- ST科そのものが下に見られる
といった、前章でご紹介したものに加えて、下記のような言語聴覚士の厳しい現実がみられます。
- 保険点数のために、患者さんを無理にリハビリをさせる
- 無理に介入させてSTに責任を負わせる
繰り返しますが、言語聴覚士は立場が弱いです。
言語聴覚士科の主任ですら、他部門・部署の主任クラスより下に見られるケースもあります。
そのため、やりたくないことを無理に従わされているケースもあるのです。
主任が懐柔されたら、そのしわ寄せがくるのは現場の言語聴覚士ですよね。
つまり、何も悪いことをしていないのに、職場環境のせいで割を食っているのが現場の言語聴覚士なわけです。
もちろん、すべての職場で言語聴覚士がこのような扱い、評価をされているわけではありません。
ですが、その傾向にあることは筆者も人事として感じていた事実であり、言語聴覚士の現実です。
つまり、対策は1つ。
転職して、正当な評価が受けられる職場にいくしかありません。
補足:言語聴覚士以外の職種でも「やめてよかった」は当然ある
ちょっと補足させてください。
言語聴覚士を目指している方に読んでほしいです。
「言語聴覚士をやめてよかった」という検索ワードを見て、本当に目指していいのかぶれている方もいるでしょうからね。
ぶっちゃけ、言語聴覚士以外のどんな職種でも「やめてよかった」と思うことはあります。
人には向き不向きだけでなく、職場環境があるためです。
やりたい職種に就けたとしても、上司がパワハラ・モラハラばかりする人だったら辞めたくなりますよね。
これと同じ。
何が言いたいのか、まとめますね。
言語聴覚士だろうが、言語聴覚士でなかろうが、「やめてよかった」と思っている人はいるので、検索ワードや本記事の内容を見て目指すのを辞めるのはもったいないということです。
繰り返しますが、問題なのは職種ではなく、職場環境。
どんな職種になっても「やめてよかった」と思う人は当然います。
他人の意見を真に受けず、自分の頭で考えて、存分に悩んでくださいね。
言語聴覚士をやめてよかった!転職して何が変わった?
言語聴覚士をやめてよかった!と思っている人は、具体的に何が変わったのか気になりませんか?
人脈を活かして聞き込みしたところ、下記3つを変わって点としてよく聞きました。
- STをやめてよかったこと①:給料が増えた
- STをやめてよかったこと②:自己肯定感が高まった
- STをやめてよかったこと③:ストレスから解放された
STをやめてよかったこと①:給料が増えた
言語聴覚士をやめてよかったことで一番よく聞いたのは、給料が増えたことでした。
それもそのはず。
言語聴覚士の給料は安いですからね。
新卒から5年働いても、よくて数千円の昇給しかしない職場がほとんどでしょう。
そのため、言語聴覚士をやめて転職しただけで、給料が上がった人がほとんどでした。
>>>言語聴覚士の給料は上がる見込み?【収入を増やす方法5選】
STをやめてよかったこと②:自己肯定感が高まった
言語聴覚士をやめてよかったことの2つ目は、自己肯定感が高まったことでした。
これには驚きましたが、納得もできる…
なぜなら、言語聴覚士は他の職種から下に見られることが多いから。
社会的存在意義は大きいのに、なぜか見下されがちな言語聴覚士です。
言語聴覚士として働いているだけで、惨めな気持ちになっても無理ありません。
言語聴覚士をやめたことでやりがいができ、自己肯定感が高まった人が多かったようです。
STをやめてよかったこと③:ストレスから解放された
言語聴覚士をやめてよかったことの3つ目は、ストレスから解放されたことでした。
なぜなら、言語聴覚士は責任だけを押し付けられることが多く、人間関係のストレスもかかりやすいから。
そのうえ給料は安いので、ストレスばかりかかって当然です。
言語聴覚士をやめたことで、一気にストレスから解放され、生まれ変わったような気分になったそうですよ。
言語聴覚士は一般企業に転職することもできるので、言語聴覚士そのものが辛かったり、将来が不安な方は下記記事を参考にどうぞ。
>>>言語聴覚士の転職先は一般企業もアリ?【転職先の実例と注意点】
言語聴覚士を辞めて後悔…STをやめなければよかったと思うこと
反対に、言語聴覚士を辞めて後悔したことはないのでしょうか?
聞いてみたのでご紹介します。
- やめて後悔したこと①:ビジネスマナーがわからない
- やめて後悔したこと②:給料が安くなることがある
- やめて後悔したこと③:上司が年下なことがある
- やめて後悔したこと④:理学療法士の方が向いていたと気づく
サクッと行きますね。
やめて後悔したこと①:ビジネスマナーがわからない
言語聴覚士を辞めて後悔したことの1つ目は、ビジネスマナーを知らないことです。
言語聴覚士の多くは外部の方と接しませんよね。
毎日、患者さんと向き合ってリハビリすることが仕事ですから。
そのため、一般企業に転職した際に、下記のようなことが未経験で大変だと実感しやすいです。
- 電話対応ができない
- 名刺の受け渡し方がわからない
- アポイントの取り方がわからない
- アポイント先には何時前に到着すればいいのかわからない
- 敬語の使い方がわからない
- 議事録や資料の作り方がわからない
- office(ExcelやWordなど)が使えない
やめて後悔したこと②:給料が安くなることがある
言語聴覚士を辞めて後悔したことの2つ目は、給料が安くなることがあることです。
言語聴覚士をやめても、確実に給料が増える保証はありません。
理由は主に下記の2つ。
- 資格手当がでなくなったため
- 一般企業としてのキャリアは0であるため
言語聴覚士の給料には、資格保有者手当が含まれています。
これは、言語聴覚士免許保有者が、言語聴覚士として働く際に適用される手当です。
つまり、言語聴覚士免許があっても言語聴覚士として働かないなら支給されないんですよね。
そのため、手当分の給料が減ります。
言語聴覚士としてどれだけの実績があっても、転職すれば無関係なのです。
そのため、給料が減る可能性もあります。
転職の際に、どれくらいの年収なのか、昇給額や頻度はどのくらいなのか、詳しく聞くことをおすすめします。
やめて後悔したこと③:上司が年下なことがある
言語聴覚士を辞めて後悔したことの3つ目は、上司が年下なことがあるということです。
言語聴覚士社会は年功序列なので、上司が年下ということはほぼ確実にありません。
しかし、一般企業ではありえます。
年功序列ではなく、成果主義だったり人手不足だったりすると、若い人材が管理職につくためです。
50代の自分の上司が30歳だったら、複雑ですよね。
このように、言語聴覚士時代の上司のイメージとはかけ離れていることにギャップを感じる人は少なくありません。
やめて後悔したこと④:理学療法士の方が向いていたと気づく
言語聴覚士を辞めて後悔したことの4つ目は、言語聴覚士の方が向いていたと気づくことです。
言語聴覚士をやめてはじめて、STのよさに気づくということですね。
転職先でうまくいっていなかったり、思うような働き方ができていない方にありがちな悩みです。
転職に失敗しないよう、転職エージェントをフル活用して臨むことで、転職失敗リスクを減らせますよ。
言語聴覚士をやめてよかった!退職後の選択肢は?
言語聴覚士をやめたあとの選択肢って気になりますよね。
言語聴覚士には、大きく6つの選択肢があります。
- 言語聴覚士として転職する
- 言語聴覚士の資格を活かせる一般企業に転職する
- 言語聴覚士資格に関係ない一般企業に転職する
- 非常勤アルバイトでゆるーく生きる
- フリーターになる
- 起業する
言語聴覚士の場合は、STを続けたまま別の職場に移ることのほかに、一般企業に転職することができます。
一般企業に転職する場合は、
- 言語聴覚士の資格を活かす
- 言語聴覚士の資格を活かさない
という選択もできます。
資格を活かす場合は、補聴器メーカーや託児所など、資格者優遇を活かせる職場ですね。
資格を活かさない場合は、普通に一般企業で働くイメージです。
また、非常勤アルバイトとして時短で働くこともできますよ。
言語聴覚士の資格を使えば、自分に合った働き方を実現しやすいので、今の環境が辛かったり不満が多かったりするのならば、転職をおすすめします。
詳細は、言語聴覚士を辞めるタイミングとその後のプラン【円満退職のコツと注意点】でまとめたので参考にしてください。
言語聴覚士をやめてよかった…転職を成功させるために必要なことは3つ
言語聴覚士をやめてよかった!と思いたいですよね。
後悔したい人なんていないはずです。
それでは、どうすればいいのかというと、下記3つを意識して転職すれば成功率をグッと高められます。
- 自己分析を徹底する
- 転職の目的を明確にする
- 転職エージェントを複数活用する
上記だけをみて「なるほどね」と理解できた方は、このまま読み進めてください。
ですが、理解した気にならないよう注意が必要です。
今の職場から逃げたい、もっと働きやすい環境にいきたい!という方は、言語聴覚士が転職失敗する5つの理由【転職成功のコツと注意点】をご覧ください。
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転職は情報戦です。
早く動ければ動くほど有利になりますよ。
まとめ:言語聴覚士をやめてよかった…職場選びがポイント
「言語聴覚士をやめてよかった」というのは、言語聴覚士を辞めた人のセリフです。
ですが、言語聴覚士そのものを辞めた人もいれば、職場を変えて言語聴覚士を続けている人もいます。
つまり、言語聴覚士という職種がダメで「やめてよかった」のではなく、環境としての「職場」がダメというわけですね。
「言語聴覚士 やめてよかった」「言語聴覚士 やめておいたほうがいい」なんて検索ワードを見て言語聴覚士に不安を覚える必要はありません。
要は、職場選びだからです。
もし、
- 責任だけ背負わされる
- 何年働いても給料がほとんど増えない
- 他職種に見下される
といった環境で働いている方がいれば、転職を考えてはいかがでしょうか?
環境が変わるだけで言語聴覚士としてのやりがいが激変しますし、給料も大きく変わることもあります。
言語聴覚士にならなければよかった…と失望するのではなく、行動を起こし、自分が幸せになれる環境に移りたいですね。
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今回は以上です。