本ページは、プロモーションが含まれています
言語聴覚士が少ない理由は需要のなさ?STの将来性を元人事が解説

言語聴覚士が少ない理由は需要のなさ?STの将来性を元人事が解説

言語聴覚士が少ない理由は需要のなさ?STの将来性を元人事が解説

言語聴覚士は少ない理由ってなに?需要がないからなりたがる人がいないの?
言語聴覚士に今からなっても生きていける?

このような悩みを解決します。

ゆん
この記事を書いた私は、200床の回復期病院で人事担当(業界歴3年)をしています

 

当サイトの記事は、未だに繋がりがある複数の現役PT/OT/STの声をもとに執筆しています。

 

現場の声が聴きたい方や、リハビリ職の最前線が知りたい方におすすめです。

 

また、マイナビニュース転職の監修実績もあるので、信頼性はご安心ください。

 

 

言語聴覚士は、理学療法士と作業療法士に比べるとはるかに数が少ないです。

そうなると「需要がないから」「将来性がないから」と、不安になってきますよね。

ご安心ください。

ネガティブな理由で、言語聴覚士が少ないわけではありません。

本記事では、言語聴覚士が少ない理由と将来性を解説します。

言語聴覚士を目指している方や、STとしてこれからどうすればいいのかお悩みに方におすすめの記事です。

言語聴覚士が少ない理由は3つ【需要の少なさが主な原因】

言語聴覚士が少ない理由は下記の3つが考えられます。

  1. STが少ない理由①:職種そのものがメジャーではないから
  2. STが少ない理由②:ネガティブな噂が増えているから
  3. STが少ない理由③:需要(対応する疾患)が少ないから

1つずつ見ていきましょう。

STが少ない理由①:言語聴覚士という職種がメジャーではないから

言語聴覚士が少ない理由の1つ目は、言語聴覚士がメジャーではない職種だからです。

マイナーであるがゆえに、目指す人の母数そのものが少なくなっているというわけですね。

筆者は病院の元人事ですが、恥ずかしながら、入社するまで言語聴覚士の存在を知りませんでした。

理学療法士と作業療法士は知っていたのにもかかわらず、です。

スポーツでは、サッカーや野球が子供たちから大人気ですよね。

カバディ(超ハイレベル鬼ごっこ)やBMX(自転車競技)と聞いても「聞いたことないぞ??」という方も少なくないでしょう。

サッカーや野球に当たる職種が、理学療法士や作業療法士であり、カバディやBMXにあたるのが言語聴覚士です。

というわけで、言語聴覚士がマイナーすぎるゆえに、目指す人自体が少ないことが理由の1つと考えられます。

STが少ない理由②:ネガティブな噂が増えているから

言語聴覚士が少ない理由の2つ目は、ネガティブな噂が増えているからです。

「言語聴覚士はやめとけ」という検索ワードがうまれるほど、言語聴覚士はマイナスなイメージが定着しつつあります。

具体的には、

  • 給料が安い
  • 昇給・昇進がない
  • サービス残業が多い
  • 休みがとりにくい

などでしょう。

このように、言語聴覚士に関するネガティブな噂が増えているため、目指す人が減っていることも少ない理由の1つといえます。

詳細は、下記の記事を参考にしてください。

参考:言語聴覚士はやめとけ?STの現実と本音からやめたほうがいい理由を解説

STが少ない理由③:需要(対応する疾患)が少ないから

言語聴覚士が少ない理由の3つ目は、需要そのものが少ないからです。

言語聴覚士は、理学療法士と作業療法士に比べると、対応疾患が少ないです。

つまり、リハビリ対象になる患者さんの数が少ないため、国としても言語聴覚士の拡充に当たっていないということですね。

おそらく、これが言語聴覚士の人数が少ない理由として、一番大きいと思われます。

母数そのものを制限されているということですからね。

とはいっても、言語聴覚士には需要が安定してあります。

ゆん
言語聴覚士の需要と供給に関しては、次章で深掘りしていきますね

 

言語聴覚士が少ない理由は需要と供給の関係が根本にある

言語聴覚士が少ない理由の根本には、需要と供給の関係があります。

これは、言語聴覚士の対応疾患が少ないという意味でもあり、国が力を入れていないという意味もあります。

ゆん
具体的に、現時点でどれくらいの言語聴覚士がいるのか確認しましょう

 

日本言語聴覚士協会によると、言語聴覚士は全国で16,656名です。

他サイトでは3~4万人と記載されていることもありますが、当サイトでは最も信頼性が高い日本言語聴覚士協会から抜粋しています。

実際はどっちが正しいのか不明ですが、当サイトでは、日本言語聴覚士協会が公開している数字を採用しますね。

 

st kinmusaki

*出典:日本言語聴覚士協会

 

日本理学療法士協会によると、理学療法士の全体数は133,133名です。

作業療法士の人数は、2019年度 日本作業療法士協会会員統計資料」によると、62,294名となっています。

まとめると、下記の通りです。

  • 言語聴覚士→16,656名
  • 理学療法士→133,133名
  • 作業療法士→62,294名

なんと、理学療法士は言語聴覚士の7.99倍、作業療法士は3.74倍もいることがわかりました。

理学療法士と作業療法士が多い理由は、それだけ対応疾患が多いことだけではありません。

少子高齢化社会が進行進行することを見越して、国がどんどんPT/OTを増やしているためです。

ゆん
言語聴覚士も多少は増えつつありますが、理学療法士と作業療法士ほどではありません

 

つまり、言語聴覚士が少ない根本的な理由は、国が需要と供給のバランスを保っているが故といえるでしょう。

言語聴覚士が少ない理由は将来性のなさではない!需要は高まる?

言語聴覚士が少ないと知ると、「需要がないからでは?将来性がないんじゃ…」と不安になっている方もいるでしょう。

結論からいうと、言語聴覚士の将来性はあります。

STの需要はますます高まっていくので、言語聴覚士の将来性は心配ありませんよ。

なぜなら、言語聴覚士の活躍の場がどんどん広がっているから。

言語聴覚士というと、勤務先は病院だと思いがちですが、実はそうでもありません。

詳細は、言語聴覚士の病院以外の就職先は?【STの33%が病院以外で勤務】でまとめていますが、言語聴覚士は下記のような場所でも活躍できます。

  1. 医療→診療所など (リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、小児科、形成外科、 口腔外科など)
  2. 老健・特養→介護老人保健施設 居宅サービス事業所、地域包括支援センターなど
  3. 福祉→障害者福祉施設、 小児療育センター、 通園施設など
  4. 学校教育→通級者指導教室、 特別支援学校 (聴覚障害・知的障害 肢体不自由) など
  5. 養成校→言語聴覚士指定養成所
  6. 研究・教育機関→各種研究施設、一般の大学・専門学校など
関連記事

言語聴覚士は病院以外ならどんな就職先があるの? 病院で働くのが辛い…病院以外でSTが働ける場所が知りたい このような悩みを解決します。 [afTag id=5016]   言語聴覚士といえば、病院でリハビ[…]

 

このように、言語聴覚士のニーズは医療現場のみならず、教育や福祉、学校分野まで広がっているのです。

病院に絞ると言語聴覚士の需要が限られてくるかもしれません。

しかし、言語聴覚士は病院以外で活躍できるため、需要も将来性もあるのです。

しかも、ライバルが少ないため、職場は選びやすい傾向にあります。

上記のような理由で、言語聴覚士の将来性はありますし、需要もあるといえます。

 

言語聴覚士は少ないからこそチャンス!STの強みは転職のしやすさ

言語聴覚士が少ない最大の理由は、対応する疾患そのものが少ないためです。

患者が少ないのならば、対応するスタッフも少なくて当然ですからね。

言語聴覚士そのものが少ないことのメリットは、大きく以下の2つです。

  • 転職がしやすいこと
  • 差別化しやすいこと

なぜなら、ライバルが少ないから。

ライバルとなりうる優秀な人材は、母数が少なければ少ないのです。

中国をイメージしてください。

人口の暴力で、どんどん優秀な人材が出てきていますよね。

一方、人口が減少しているドイツや日本はというと、どんどん衰退しています。

つまり、母数の大小は競争力に直結するというわけですね。

【閲覧注意】理学療法士と作業療法士はやめとけと言われる理由を人事が暴露で解説していますが、理学療法士と作業療法士は飽和しすぎています。

つまり、ライバルが非常に多いのです。

将来的には、普通の理学療法士と作業療法士は不要な時代が来るとされています。

一方、言語聴覚士は飽和しておらず、ライバルが少ないため出世や転職がしやすいといえます。

理学療法士と作業療法士は母数が多いので、転職時のライバルは多いですし、差別化するための努力も容易ではありません。

言語聴覚士はライバルが少ないので、転職はしやすいですし、差別化するための努力も少なめで済みます。

ゆん
もちろん、求人数も少ないので、油断は大敵ですよ

 

筆者が人事をしていた時、一番採用しにくいのは言語聴覚士でした。

なぜなら、他の病院との取り合いになるから。

言語聴覚士は、完全に売り手市場なんです。

言語聴覚士として今の職場の待遇に不満があるなら、ぜひ転職にチャレンジしてみてください。

転職するだけで、年収が100万円近く上がった人もいます。

ゆん
転職は…という方は副業から始めてはいかがでしょうか?

 

転職ほど労力もリスクもかけずに、収入を増やせるのが副業です。

土日だけでもできるので、できることから進めたいですね。

転職と副業に関する詳細は、下記の記事を参考にしてください。

参考:言語聴覚士が勝ち組になる8つの手段【年収500万円~1000万円への道】

言語聴覚士なら1年目、2年目でやめても余裕で転職できる

言語聴覚士なら、1年目や2年目でやめても余裕で転職できます。

根拠は、実際に僕が人事として、1年目や2年目、3年目で転職するSTたちを大勢見てきたから。

転職理由のほとんどは人間関係と給料の安さでしたね。

今の職場で無理をしなくても、辛い思いをしなくても大丈夫です。

言語聴覚士なら、若手の需要はかなりありますから。

関連記事

言語聴覚士を1年目で辞めたいけど甘えなの?仕事は辛いし上司はうざい。職場の雰囲気も体育会系で、こっちはそんなにやる気ないのに、学会とか症例発表に強制参加でホント無理。1年目で言語聴覚士をやめるのってあり?ちょっと不安です・・・ このよ[…]

関連記事

言語聴覚士を2年目で辞めたいけど、辞めても大丈夫かな…次が見つかるか不安… 言語聴覚士を2年目でやめてもいいのでしょうか?とりあえず3年とか聞くけど… このような悩みを解決します。 [afTag id=5016] &nb[…]

言語聴覚士を2年目でやめたい…転職が正解な理由を人事が解説

まとめ:言語聴覚士が少ない理由はポジティブ!将来性はある

言語聴覚士が少ない理由は、下記の3つです。

  1. STが少ない理由①:職種そのものがメジャーではないから
  2. STが少ない理由②:ネガティブな噂が増えているから
  3. STが少ない理由③:需要(対応する疾患)が少ないから

言語聴覚士が少ない最大の理由は、対応する疾患そのものが少ないからです。

患者さんの数自体が少ないため、言語聴覚士が少なくても何とかなってしまうんですよね。

このような理由で、言語聴覚士は理学療法士と作業療法士より少ない現状となっています。

ゆん
だからこそ、言語聴覚士は穴場です

 

 

将来的には、普通の理学療法士と作業療法士は不要な時代が来るとされています。

一方、言語聴覚士は飽和しておらず、ライバルが少ないため出世や転職がしやすいといえます。

理学療法士と作業療法士で迷っているなら、将来を見越して言語聴覚士になるのも1つの手ですね。

ゆん
もし、すでに言語聴覚士として働いているものの、給料に不満があるなら転職するタイミングかもしれませんね

 

言語聴覚士は転職に強いので、早ければ2週間で転職できるでしょう。

また、診療報酬の影響で、転職以外では昇給が見込めないのが、言語聴覚士の現状です。

同じ職場にとどまるメリットはないので、周りが気づいて競争が激化する前に行動したいですね。

せっかく言語聴覚士になったのですから、資格を活かして好条件待遇を勝ち取りましょう!

【PR】転職成功したリハビリ職が使っていた転職エージェントをご紹介【完全無料】

 

ゆん
最後に、転職を成功させていたリハビリ職の方が実際に使っていた転職エージェントを3つだけご紹介します!

 

 

転職を考えている方は参考にしてください。

 

すべて無料で使えます。

 

①:PT・OT・ST WORKER

  • おすすめ度:
公開求人数40,018件
非公開求人非公開(2023年4月時点では25,649件ほど)
対応エリア全国(一部エリアを除く)
北海道・青森・岩手・宮城・秋田
山形・福島・東京・神奈川・千葉
埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨
長野・新潟・富山・石川・福井
愛知・静岡・岐阜・三重・大阪
兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山
広島・岡山・鳥取・島根・山口
香川・愛媛・高知・徳島・福岡
佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎
鹿児島・沖縄
公式サイトPT・OT・ST WORKER

 

  • 総求人数は約40,000件+非公開求人で業界最大手の転職サービス。首都圏~地方まで求人がそろっており、業界最多の求人数を誇る。
  • ②他社との違いは、地方向けの求人数が圧倒的に多いこと。他社は首都圏にのみ強いが、PT/OT/ST WORKERは地方にも強い。地方で転職したい方には必須。
  • ③独占案件は25,000件以上でこちらも業界最多。非公開求人は優良求人が多く、絶対に外せない転職サービスといえる。

 

↓公式サイトはこちら↓

 

②:PT/OT人材バンク

ptotzinzaibank

  • おすすめ度:
公開求人数約32,300件
非公開求人非公開(登録後に紹介)
対応エリア全国(一部エリアを除く)
北海道・青森・岩手・宮城・秋田
山形・福島・東京・神奈川・千葉
埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨
長野・新潟・富山・石川・福井
愛知・静岡・岐阜・三重・大阪
兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山
広島・岡山・鳥取・島根・山口
香川・愛媛・高知・徳島・福岡
佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎
鹿児島・沖縄
公式サイトPT/OT人材バンク

 

  • ①求人が完全非公開なので、隠れ超優良求人が見つかることがしばしばある。
  • ②キャリアアドバイザーとLINEでの相談・連絡が可能なため、仕事の空き時間を活用した転職活動ができる。
  • ③他社との違いはサポートの手厚さと丁寧さ。給与や待遇交渉をはじめ、履歴書チェックや面接日程調整、面接対策も懇切丁寧にしてくれるので、初心者でも安心。3か月以内など、早く転職したい人におすすめ。

 

↓公式サイトはこちら↓

 

③:レバウェルリハビリ(旧 リハのお仕事)

  • おすすめ度:
公開求人数非公開
非公開求人非公開(登録後に紹介)
対応エリア東京・神奈川・埼玉・千葉のみ
公式サイトレバウェルリハビリ(旧 リハのお仕事)

①他社との違いは内部情報の強さ。病院や施設の人間関係といったリアルな内部情報が豊富であり、人間関係で転職を決意した人におすすめ。

非公開求人は独占案件を多く扱っており、面接の予定調整や給与・待遇交渉などにおいては柔軟にサポートしてくれる。

就業後も専任スタッフがお悩み相談などのアフターフォローを行ってくれるので、新職場での不安や悩みを一緒に解決できる。

 

↓公式サイトはこちら↓

 

ゆん
もっと詳しく、転職の流れや注意点などが知りたい方は、下記の記事を参考にしてください!

 

関連記事

筆者はこれまで回復期病院の人事として、300人以上の転職サポートと採用をしてきました。 私自身の転職経験は、一般職から一般職への二度しかありませんが、仕事を通して30社以上の転職サイト・転職エージェントを利用した経験があります[…]

リハビリ転職エージェント・サイトおすすめ5選【32社を徹底比較】

 

>>>【人事が厳選】リハビリ転職エージェント・サイトおすすめ5選

 

今回は以上です。

 

言語聴覚士が少ない理由は需要のなさ?STの将来性を元人事が解説
Twitterでは気ままに呟いてます