理学療法士は転職が多いと不利?転職が多いPTの成功のコツを解説

理学療法士は転職が多いと不利?転職が多いPTの成功のコツを解説

理学療法士は転職が多いと不利?転職が多いPTの成功のコツを解説

理学療法士は転職が多いと転職に不利なの?
転職が多い理学療法士が成功させるためのコツは?

このような悩みを解決します。

ゆん
この記事を書いた私は、200床の回復期病院で人事や総務・企画などの業務をしていました

 

当サイトの記事は、未だに繋がりがある複数の現役PT/OT/STの声をもとに執筆しています。

 

現場の声が聴きたい方や、リハビリ職の最前線が知りたい方におすすめです。

 

また、マイナビニュース転職の監修実績もあるので、信頼性はご安心ください。

 

 

転職回数が増えてくると、「そろそろ転職できなくなる?」「転職しすぎなのかな…」と不安になりますよね。

結論からいうと、理学療法士は転職が多いという理由で不利になったり、転職できないということにはなりません。

業界として転職が当たり前ですし、転職することで成長できる場合が多いためです。

転職回数が多いという理由だけでは、転職でマイナス評価を受けることはほとんどないので、ご安心ください。

ゆん
ただし、同じ転職回数だったとしても、転職できる人とできない人が存在します

 

そう、転職回数が多くても転職できる人と、そこまで多くないのに転職できない人もいるんです。

本記事では、転職が多い理学療法士が成功するコツや、転職できない人との違いまで解説します。

ぜひ参考にしてください。

理学療法士は転職が多いの?結論:他業界よりは多い傾向

本当に、理学療法士は他の職と比べて転職が多いのか見ていきましょう。

ゆん
下記は、厚生労働省が公開している令和元年賃金構造基本統計調査の結果です

 

リハビリ職(理学療法士)だけに絞られたデータはなかったので「医療・福祉」というジャンルに絞ると、平均勤続年数は「男性で8.8年」、「女性で8.7年」という結果になっています。

医療業界の平均勤続年数

出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

 

表の上段(男性)を見ると、「医療・福祉」分野だけ、とびぬけて平均勤続年数が短いことがわかります。

勤続年数が短いということは、それだけ転職する回数が多いというわけです。

下段(女性)は結婚や出産の影響で、どの業界でも勤続年数が短い傾向にあります。

また、20代に関しては2年未満で転職する人が、男女ともに多いこともわかりました。

転職せず退職する人もいるはずですが、医療業界の勤続年数は短く、転職する人が多い傾向にあるといえるでしょう。

ゆん
繰り返しますが、理学療法士だけに絞った平均勤続年数ではないので、正確な数字は違うと思います

 

あくまでも参考程度にしてくださいね。

理学療法士の転職は難しい?就職できないってどういうこと?

Google検索で「理学療法士 就職できない」などのワードが表示されるようになり、1年以上が経ちました。

おそらく、不安になっている方もいると思うので、軽く触れておきます。

結論からいうと、理学療法士の転職が難しいというのは将来の話であり、現時点で就職できないということはありません。

2027年くらいまでは、今までと同じように就職・転職できるでしょう。

しかし、AIやロボットの台頭が確実になっているため、将来的には理学療法士として働けなくなる人が出てくると予想されます。

そのため、「理学療法士の転職は難しい」とか「就職できない」とか、危機感を持った人たちがいっているというのが現状です。

詳細は、下記でまとめているので、対策が知りたい方は参考にしてください。

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理学療法士は転職が多いと不利になる?結論:場合による

結論からいうと、理学療法士は転職が多いという理由だけでは不利になりません。

なぜなら、転職が一般的な業界であり、転職が推奨される名目があるためです。

ゆん
詳細は次章で解説しますが、「生涯学習」がポイントですね

 

ただし、転職回数が多いためにマイナス評価を受ける人がいる点も事実です。

どういうことかというと、ザックリこんな感じ。

  • 転職回数が多くてもマイナス評価を受けない人→転職理由がポジティブで、目的達成のための転職をしている
  • 転職回数が多いためマイナス評価を受ける人→転職理由がネガティブで、その場しのぎの転職をしている人

つまり、その場しのぎで「逃げの転職」を繰り返して転職回数が増えている人は、マイナス評価を受ける可能性が高いです。

反対に、自分のキャリアを考えて目的達成のための「攻めの転職」を繰り返している人は、マイナス評価を受けにくいでしょう。

理学療法士で転職が多いとは、何回からなのか

具体的な数値はありませんが、人事目線でいうなら4~5回以上だと多いという印象を受けます。

年齢にもよりますね。

1年~2年というスパンで転職を繰り返している場合も訳あり?と疑います。

ゆん
面接で話を聞いて人柄や能力、事情まで把握して採用の可否を判断するので、一概に転職回数だけでは判断しないということを覚えておいてください!

 

回数は目安にすぎません。

理学療法士は転職回数が多くても不利にならない理由

理学療法士は転職が多いといって、不利になることはほぼありません。

理由は下記の4つです。

  1. 理由①:転職が一般的な業界だから
  2. 理由②:転職回数よりも人柄や熱意などを優先されるから
  3. 理由③:目的が明確な転職はキャリアアップに過ぎないから
  4. 理由④:理学療法士は「生涯学習」の理念に基づいているから

1つずつ見ていきましょう。

理由①:転職が一般的な業界だから

理由の1つ目は、転職が一般的な業界だからです。

すでにお伝えした通り、転職が当たり前の業界なので回数が多い人がいても不思議ではありません。

そのため、単に転職回数が多いという理由でマイナス評価を受けることはほぼないと思ってください。

理由②:転職回数よりも人柄や熱意などを優先されるから

2つ目の理由は、転職回数よりも人柄や熱意などが優先されるからです。

理学療法士は「奉仕の精神」で、患者さんと向き合うことが美徳でありルールですよね。

そのため、転職回数が人より多くても、人柄が信頼できて熱意が認められれば、採用されます。

理由③:目的が明確な転職はキャリアアップに過ぎないから

3つ目の理由は、目的が明確な転職はキャリアアップに過ぎないためです。

転職回数が多いといっても、数年スパンでキャリアを計算して転職する人はいます。

2年ごとに職場を変えて、着実にスキルと経験を身につけるというわけです。

このように、計画性があって目的達成のために転職回数が多い場合は、問題にはなりません。

理由④:理学療法士は「生涯学習」の理念に基づいているから

理由の4つ目は、理学療法士は生涯学習の理念に基づいているためです。

医療業界に、学びの終わりはありません。

学校を卒業したら勉強修了ではなく、そこからも学び続けて還元する必要があります。

医学に終わりはないためです。

つまり、同じ職場にいては学べることが限られるため、転職を繰り返して経験を積むことは問題ないといえます。

理学療法士が円満退職するための退職の伝え方

では、理学療法士が退職する際に、どのような退職理由がよいのでしょうか。

退職を考えている方のみ、参考にしてください。

詳細は、下記でまとめています。

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転職回数が多いせいで不利になる場合

理学療法士が転職回数が多いという理由で不利になるのは、転職の目的がネガティブな場合がほとんどです。

ネガティブというのは、消極的な理由での転職のこと。

例えば、人間関係が悪いという理由で転職する場合ですね。

人間関係を理由に転職することは悪いことではありませんし、多くの場合ではマイナスにはなりません。

しかし、何回か転職していて、すべての転職理由が「人間関係」だったとすると、本人に問題がある可能性が高いです。

これでは採用してもまた問題を起こす可能性が高いため、採用は見送られると思った方が良いでしょう。

ゆん
転職回数が多いという理由で転職できないことはありませんが、少ないという理由で採用されやすいということでもありません

 

理学療法士が転職の多さで失敗しないためのポイント

理学療法士が転職の多さで失敗しないためには、下記の3つを押さえましょう。

  1. ポイント:長く勤める意思を示す
  2. ポイント:転職理由や目的をポジティブにする
  3. ポイント:失敗の原因を分析する

1つずつ解説します。

ポイント:長く勤める意思を示す

ポイントの1つ目は、長く勤める意思を示すことです。

なぜなら、どの企業も定年まで雇える人材を求めているから。

これまで数年ごとに転職を繰り返していて、転職回数が多い人であっても、今回で最後にしたいという意思表示をしましょう。

そうすることで、採用されやすくなります。

ゆん
根拠を持って長く勤めたいということを話しましょうね

 

ポイント:転職理由や目的をポジティブにする

2つ目のポイントは、転職の目的や理由をポジティブにすることです。

何度も転職している理由がポジティブなら、マイナス評価を受けません。

ゆん
ポジティブな理由とは、自分のキャリアアップのためや、やりたいことを叶えるためといった目的達成のための転職ですね

 

反対に、転職回数が多い理由がネガティブだと、今回もすぐに辞められそうだな…と思われて採用されにくくなるので注意してください。

「上司が悪かった」「同僚が悪かった」など、環境のせいにしている人は良い印象を持たれません。

ポイント:失敗の原因を分析する

3つ目のポイントは、失敗の原因を分析することです。

100発100中で転職できる人はいませんが、成功率を上げるためにはうまくいかなかった事例を分析する必要があります。

  • 面接時の受け答え、想定問答
  • 企業分析の甘さ、求めている人材を演じきれなかった

上記のように、自分なりに反省して次に挑みましょう。

ゆん
転職エージェントに相談して改善点を教えてもらうこともおすすめです

 

理学療法士をやめてよかった…と思えるために

下記の記事では、どんな人が理学療法士を辞めてよかったと思えたのかまとめています。

転職に成功しても「よかった」と思える人ととそうではない人がいますからね。

何をすべきなのか、どんな人が何をしたら満足できたのかまとめたので、参考にしてください。

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まとめ:理学療法士が転職が多くて心配なら、プロに相談しよう

理学療法士は、転職が多いという理由で不利になることはほぼありません。

転職が当たり前という風土ができつつあり、転職でステップアップすることが当然だからです。

転職回数が多いという理由で「転職できないかも…」と過度に不安になる必要はないのでご安心ください。

ゆん
不安感を和らげるために、転職のプロを味方につけると安心できますよ

 

転職エージェントは、転職したことがない人から何回も転職しているベテランまで、幅広く対応しているためです。

料金は無料で相談することもできるので、ぜひご活用ください!

【おまけ】転職成功したリハビリ職が使っていた転職エージェントをご紹介【完全無料】

 

ゆん
最後に、転職を成功させていたリハビリ職の方が実際に使っていた転職エージェントを3つだけご紹介します!

 

 

転職を考えている方は参考にしてください。

 

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ゆん
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今回は以上です。

 

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