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結論から言うと、理学療法士の就職が厳しいというのは、半分本当で半分は嘘です。
なぜなら、理学療法士の将来性はあるし、需要も尽きないから。
しかし、すべての理学療法士が理学療法士としてやっていけるわけではないため、就職が厳しいと言われ始めています。
本記事では、理学療法士の就職が厳しいといわれる理由や、将来も生き残るためにはどうすればいいのか解説します。
理学療法士の就職事情だけでなく、将来性や対策まで知りたい方は、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
理学療法士の就職は厳しい?結論:全員にとって将来性・需要があるとはいえない
結論から言うと、理学療法士の就職は厳しいとはいえませんが、厳しくなる人もでてくるといえます。
なぜなら、理学療法士としてやっていける人が限られてくるためですね。
就職が厳しくないのは、一部の理学療法士に限られるでしょう。
しかし、すべての理学療法士が、理学療法士として働けるとはいえないため、全員にとって将来性があるとはいえません。
理由は次章で解説していますが、複数の要因が絡んでいます。
理学療法士は、養成校が乱立したことで、なりたいと思えば誰でも目指せる職種になりました。
その結果、理学療法士が増えすぎてしまい、需要を供給が上回ってしまったのです。
理学療法士として優秀な人だけが選ばれ、理学療法士として働ける世の中になるということです。
これまでのように、理学療法士免許さえあれば理学療法士としてやっていける時代が終わるので、理学療法士には就職が厳しいとか将来性がないとか言われています。
繰り返しますが、理学療法士の将来性はありますし、尽きることはありませんよ。
ただ、用意された箱に入りきれない人が増えるという話です。
理学療法士の就職は厳しいと言われる理由
理学療法士の就職が厳しいと言われる理由は、下記の4つです。
- 理由①:理学療法士が増えすぎたから
- 理由②:病院に人気が偏っているから
- 理由③:待遇が改善される見込みがないから
- 理由④:技術革新の影響で人員削減が行われるリスクがあるから
1つずつ解説しますね。
理由①:理学療法士が増えすぎたから
1つ目の理由は、理学療法士が増えすぎたことです。
最初に、下記の表を御覧ください。
厚生労働省が平成31年に公開した「理学療法士・作業療法士の需給推計について」から引用したものです。
理学療法士の数が2040年以降も増え続けることがわかります。
出典:「理学療法士・作業療法士の需給推計について」
日本理学療法士協会(2022年9月確認)によると、理学療法士の全体人数は133,133名でした。
理学療法士はこれからもどんどん増えていき、2040年頃には30万人を超えることがわかりますね。
出典:「理学療法士・作業療法士の需給推計について」
2040年には、理学療法士と作業療法士の供給が需要の1.5倍程度になると見込まれています。
供給が需要を上回ることで、理学療法士の資格があるのに働けなくなる人が出てくるでしょう。
このように、理学療法士が増えすぎたこと、飽和したことが就職が厳しいと言われる原因の1つです。
理由②:病院に人気が偏っているから
理由の2つ目が、病院に人気が偏っているからです。
詳細は、理学療法士の病院以外の就職先ランキング【資格を活かした仕事一覧】でまとめていますが、理学療法士は病院での就職に偏っています。
病院だけで、全体の半数以上ですからね。
病院に就職を希望する人が多すぎることで、病院以外の選択肢を持たない理学療法士は就職できない可能性があります。
理由③:待遇が改善される見込みがないから
3つ目の理由が、理学療法士の待遇が改善される見込みが無いためです。
ここでいう待遇とは、給与や働き方を意味します。
給料面では、上る見込みがありません。
なぜなら、診療報酬制度によって理学療法士は稼げないようになっているから。
詳細は、理学療法士と作業療法士の給料が安い5つの理由【給料を上げる方法は?】でまとめています。
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また、働き方の面でも、休みやすさやサービス残業の改善などが進んでいるようには思えません。
残業を許さない施策を行う法人が増えているものの、サービス残業をすることにつながっている場合が多いためです。
リハビリ職は体育会系の空気があることも、原因の1つでしょう。
参考:理学療法士になって後悔した理由トップ5【現役PTの5人に聞いてみた】
理由④:技術革新の影響で人員削減が行われるリスクがあるから
4つ目の理由が、技術革新の影響で、人員削減が行われるリスクがあるためです。
将来的に理学療法士として働けない人が出てくる理由は、飽和したからということはお伝えしました。
そこに、技術革新の影響も加わってきます。
これまで人がやってきたことを、AIがより正確に早くできるようになります。
そうなると、人を雇う必要がなくなりますよね。
この流れは医療業界だけでなく、社会全体で進むでしょう。
リハビリ職においても、技術革新の影響は避けられません。
就職できないだけじゃない!理学療法士は生活できない・結婚できないと言われている事実
理学療法士は、理学療法士は就職できないと言われている以外にも、生活できないとか、結婚できないとも言われているのが現実です。
理由は前章でお話した通りですが、将来性を危惧する人が多いためですね。
働けないならお金も稼げませんし、お金がないなら生活はできません。
もちろん、結婚も厳しいでしょう。
ネットや世間で「理学療法士は結婚できない、生活できない」とか言われても、所詮は噂です。
実際はどうなのか、下記の記事でまとめているので、参考にしてください。
20代の若い理学療法士や、理学療法士を目指している方は読んでおいて損はないです。
理学療法士はやめとけ?就職が厳しいという理由でやめておいたほうがいいのか
ここまで読んで、理学療法士はやめておいたほうがいいんじゃ?と思った方もいるでしょう。
結論、就職が厳しいという理由だけで理学療法士をやめておくのは避けるべきです。
なぜなら、理学療法士の数が減ることはチャンスでもあるから。
数が減ることで、これまでは実感できなかった理学療法士のメリットが浮き彫りになると予想されます。
例えば、下記のとおりです。
- 転職に強い
- PT資格を活かせる一般企業に転職できる
- 医療系の国家資格
理学療法士にはデメリットを打ち消せるほどのメリットがあります。
知らないだけで損をするので、これらのメリットがあることまで考えた上で、判断すべきですね。
詳細は、【閲覧注意】理学療法士はやめとけと言われる理由と現役PTの見解で解説しています。
これからの時代、理学療法士として生き残れる人は限られてきます。
この事実をマイナスとして捉える方もいますが、チャンスと捉えられないでしょうか?
なぜなら、一部の理学療法士だけが生き残るということは、報酬も集中するということだから。
社会に求められる理学療法士だけが生き残るということは、それ相応の待遇や地位が確立されると考えられますよね。
ここまで考えた上で、理学療法士はやめておくべきなのか、ご自身で判断してください。
就職が厳しい時代に備えて!理学療法士が生き残るための対処法
それでは、理学療法士が生き残るためにはどうすればいいのでしょうか。
対策は下記の6つです。
- 対処法①:認定資格を取得する
- 対処法②:理学療法士の協会活動に参加する
- 対処法③:知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨く
- 対処法④:理学療法士以外のスキルを身につける
- 対処法⑤:副業を始めて収入源を複数持つ
- 対処法⑥:転職する
詳細は、理学療法士が生き残るためには?増えすぎたPTの将来性と対処法でまとめているので参考にしてください。
理学療法士は今から行動しておかないと手遅れになります。
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理学療法士は就職が厳しいなんて言わせない!勝ち組になる方法とは
前章では、理学療法士が生き残るためにできることをご紹介しました。
ここまで御覧頂いた方の中には、「理学療法士ってヤバいんじゃ?」と不安になっている方もいるでしょう。
たしかに、何も行動しなければ就職できないでしょうし、ヤバいです。
しかし、理学療法士という職種は、年収500万円を優に超える「理学療法士の勝ち組」になれるポテンシャルを秘めています。
そう、行動さえ起こせれば、20代の若手であっても理学療法士で年収500万円超えは難しくないのです。
- PTが勝ち組になる方法①:訪問リハビリテーションに転職する
- PTが勝ち組になる方法②:投資を始める
- PTが勝ち組になる方法③:副業を始める
- PTが勝ち組になる方法④:介護老人保健施設の管理職になる
- PTが勝ち組になる方法⑤:大学教授・准教授になる
- PTが勝ち組になる方法⑥:公務員理学療法士になる
- PTが勝ち組になる方法⑦:独立開業(起業)する
一番簡単な方法は、訪問リハビリに転職することです。
これだけでも年収500万円は超えることが多いですね。
また、理学療法士の就職が厳しいというのは病院志望者が多いこともあるので、訪問リハビリは穴場といえます。
今のうちから行動しておくことで、勝ち組の理学療法士になる可能性がグッと高まるでしょう。
詳細は、勝ち組PTに聞いた!最も簡単に理学療法士が勝ち組になる方法でまとめているので、興味がある方は参考にしてください。
理学療法士で勝ち組になるためにはどうすればいいの?もっと稼ぎたい! すでに勝ち組になった理学療法士さんはなんて言っているの?現役PTはどうするべき? このような悩みを解決します。 [afTag id=5016] &nbs[…]
まとめ:理学療法士の就職が本格的に厳しくなる前に行動しよう
理学療法士の就職が厳しいと言われる理由や、理学療法士の将来性について解説しました。
結論、理学療法士には将来性も需要もあります。
ただ、数十年後には一部の理学療法士だけが社会から求められるようになるので、全員がPTとして生き残れるわけではありません。
増えすぎて飽和したことも、理学療法士は就職が厳しいと言われる原因の1つですね。
ではどうすれば生き残れるのかというと、今のうちから行動を起こすしかありません。
- 対処法①:認定資格を取得する
- 対処法②:理学療法士の協会活動に参加する
- 対処法③:知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨く
- 対処法④:理学療法士以外のスキルを身につける
- 対処法⑤:副業を始めて収入源を複数持つ
- 対処法⑥:転職する
本記事では上記6つをご紹介しました。
自分ができそうなことから取り組むことをおすすめします。
なぜなら、時間がもったいないから。
理学療法士は環境を変えるだけで年収500万円は超えるのに、安い給料で働かされるのは搾取されているだけです。
そのうえ成長の機会を奪われては、将来的に理学療法士として働くための「仕事」を奪われていることと同義でしょう。
転職は、転職エージェントに任せておけば難しくないですし、お金もかからないので、ぜひチャンレンジしてみてください。
将来の自分のため、家族を養うためです。
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今回は以上です。