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理学療法士の10年後は「まだ」安定しているのか、それとも「やめとけ」「やばい」「オワコン」と言われているように将来性がないのか気になりますよね。
結論からいうと、理学療法士の10年後は将来性・需要ともにありますが、求められることや役割が今とは大きく変わっていると思われます。
求められることの変化に伴って需要と供給バランスも変わるためですね。
断定はできませんが、給料事情についても現在とは変化するでしょう。
本記事では、理学療法士の10年後はどうなっているのかについてと、10年後も求められるPTになるためにすべきことをまとめました。
理学療法士の将来性がわかるでしょう。
理学療法士の10年後はどうなってる?飽和状態なのか
理学療法士と言えば「増えすぎ」とか「飽和」とか「オワコン」とか騒がれていますよね。
10年後がどうなっているのか、特に気になると思います。
厚生労働省が平成31年に公開した「理学療法士・作業療法士の需給推計について」によると、理学療法士は今後も増え続けると予想されています。
出典:「理学療法士・作業療法士の需給推計について」
理学療法士も作業療法士も、どんどん増えていくことがわかりますね。
これが、理学療法士は飽和するといわれる根拠であり、「理学療法士増えすぎ問題」の元凶です。
ただ、飽和するのか、飽和したのかといわれると、微妙なところですね。
なぜなら、まだまだ理学療法士の需要は安定しているから。
少なくとも2023年時点では、飽和したとは言えないと思います。
しかし、10年後は理学療法士が多すぎるかもしれません。
詳細は次章で解説しますが、「供給が需要を上回る」ためです。
理学療法士の需要と供給のバランスは崩れる予想
前章で解説した通り、理学療法士の需要と供給のバランスが崩れることは、厚生労働省が発表しているとおりです。
実際の発表資料の一部は下記の通り。
出典:「理学療法士・作業療法士の需給推計について」
厚生労働省が公開した「理学療法士・作業療法士の需給推計について」によると、2040年には理学療法士と作業療法士の供給が需要の1.5倍になると見込まれています。
これが供給過多と言われる状態ですね。
厚生労働省の資料通りにいくなら、10年後の理学療法士は供給が多すぎるので「飽和した」といえるでしょう。
なぜなら、理学療法士が果たす社会的役割は非常に大きくなっているから。
少子高齢化社会において、理学療法士なしの治療はもはや考えられませんよね。
いくら供給過多になるといっても、理学療法士の需要は尽きませんし、将来性はあると断言できます。
理学療法士の10年後は?今後の給料は上がるのか下がるのか
理学療法士の10年後の給料は、下がるという予測もできますが上がる可能性も秘めています。
なぜなら、過去のデータから予測すればさがると思われるが、技術の進歩や社会情勢を考慮すれば上がるとも考えられるから。
どっちともいえるという回答で申し訳ないですが、上がる可能性もあれば、下がる可能性もあるとしか現時点では言えません。
適当なことは言いたくないですし…
ちなみに、平成16年(2004年)~平成31年(2019年)の15年間の平均年収推移を現したのが下記のグラフです。
右肩下がりになっていますね。
出典:https://1post.jp/5754
給料が下がり続けている理由は、「診療報酬の改悪」が原因だと思われます。
なぜなら、少子高齢社会がどんどん悪化しているから。
社会保障費の増額に伴い、診療報酬に回せる国家予算が減るため、リハビリ職全体の給料も下がるというわけです。
単純に、直近のデータから予測するなら、理学療法士の給料は10年後も下がると思われます。
しかし、10年後はAIやロボットの台頭で理学療法士の総数が減り、一人当たりの給料は増える可能性もあります。
これからの時代は理学療法士の数が限られてくると予想されるためです。
これまでのように、誰もが理学療法士になれて、理学療法士として働ける時代ではなくなるというわけですね。
理学療法士の数が減れば、企業が理学療法士一人当たりに払える給料が増えるので、年収としては増加するはずです。
というわけで、理学療法士の10年後の給料は下がるともいえるし、上がるともいえるという結論になります。
理学療法士の10年後は?これからのPTに求められること
10年後の理学療法士に求められることは、現代とは異なると予想されます。
技術革新が進むだけでなく、社会情勢も変化するためです。
これまでのように、患者さんに対してリハビリするようなメイン業務はそのまま残るでしょうが、一部の業務は消滅または負担が軽減されるでしょう。
- AIとの共存
- ロボットを使いこなすこと
- 専門分野に特化すること
技術革新の影響は、リハビリ分野にまで及びます。
特にAIとロボットの医療分野への進出は確実とされており、医療業界の働き方に大きな影響を与えるでしょう。
リハビリ計画に関してはAIが提案し、医師や理学療法士がそのあとで判断するという流れになりそうです。
また、歩行訓練や起き上がり訓練などに関しては、ロボットがPTやOTの代わりに入れるよう、開発が進んでいます。
実際にはどんな風に変化を遂げるか、現時点では断定できません。
しかし、10年後の理学療法士の役割が大きく変わることは断言できます。
- 対処法①:認定資格を取得する
- 対処法②:理学療法士の協会活動に参加する
- 対処法③:知識・技術の改善を続けて専門スキルを磨く
- 対処法④:理学療法士以外のスキルを身につける
- 対処法⑤:副業を始めて収入源を複数持つ
- 対処法⑥:転職する
詳細は、理学療法士が生き残るためには?増えすぎたPTの将来性と対処法でまとめているので参考にしてください。
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理学療法士の10年後はオワコンではない
理学療法士と入力すると「オワコン」というサジェストがGoogleやTwitterで表示されるようになりましたね。
おそらく、驚いた方が多いのではないでしょうか?
それと同時に、不安を覚えた方も少なくないはずです。
理学療法士がオワコンでないといえる理由は、理学療法士の需要が尽きる可能性が0だからです。
仮に理学療法士がこの世からいなくなったとしたら、誰が患者さんのリハビリをするのでしょう。
誰がアスリートの体をメンテナンスし、トップパフォーマンスを維持するのでしょう。
これから先、超高齢社会に突入することで、高齢者の数は減るものの人口に対する高齢者比率は過去最大を迎えます。
つまり、理学療法士の需要が尽きることはないので、オワコンになりたくてもなれないんですよね。
これまでのように、すべての理学療法士が活躍できる社会から、一部の理学療法士しか活躍できない時代に突入するため「オワコン」と言われているのです。
技術革新の影響で理学療法士の仕事が減り、今よりも少ない数の理学療法士で賄えるようになりますからね。
また、理学療法士は増えすぎ?現状と将来性について解説で解説していますが、理学療法士が増えすぎたことも理由の1つでしょう。
つまり、「理学療法士がオワコン」なのではなく、「オワコンになる理学療法士が出てくる」というのが正解といえます。
しかし、何も対策しなければ「生き残れない理学療法士」になるかもしれません。
ではどうすればいいのかというと、下記でまとめているので気になる方は参考にしてください。
理学療法士はオワコンなの?やめておいたほうがいい? 理学療法士がオワコンと言われる理由は?将来性がないの? 理学療法士として生き残るためにはどうすればいい? このような悩みを解決します。 [afTag id=5016] […]
理学療法士をやめてよかった…という人もいる事実
理学療法士はオワコンではないです。
とはいえ、早い段階で理学療法士に見切りをつけて成功した人がいるのも事実と言えます。
- PTをやめてよかった理由①:給料が増えた
- PTをやめてよかった理由②:人間関係のストレスが消えた
- PTをやめてよかった理由③:理学療法士が向いていないとわかった
やめてよかった人の特徴や辞めた後の変化などについては、理学療法士をやめてよかった理由と後悔しないためにすべきことでまとめています。
参考までにどうぞ。
理学療法士をやめたい…でも、本当にやめてもいいのかな? 理学療法士をやめてよかったことは?反対にPTをやめて後悔したことはなに? 理学療法士をやめてよかったと言える理由はなに?実際に辞めた人はどう思ってる? このような悩みを解決し[…]
まとめ:理学療法士の10年後は求められる役割が変わる
理学療法士の10年後というテーマでお話ししました。
本記事では、給料や将来求められることなどをご紹介しましたが、あくまでも予想です。
この通りにならない可能性もありますし、この通りになる可能性もあります。
100%信じたり、曲解することがないよう、ご注意願います。
時代に合わせて需要が変わるので、努力して適応する必要があるためですね。
自分ができることからやっていきましょう!
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